Anniversary

※五十音順に掲載しております。

安達 悦子

安達 悦子 Etsuko Adachi東京シティ・バレエ団芸術監督 / 理事長

今年、東京シティ・バレエ団は創立55周年を迎えます。
1968年に日本初の合議制によるバレエ団として理想に燃えた出発をし、多くの困難を乗り越え当バレエ団を牽引してきた、有馬五郎、石田種生、石井清子に心より敬意を表します。私は、石井清子前理事長から引き継ぎ、2009年一般財団法人東京シティ・バレエ団設立と同時に、理事長・芸術監督に就任しました。2016年には公益財団法人となり、「Ballet for Everyone」-バレエの楽しさと豊かさをすべての人と分かち合う-をミッションに、多彩な活動を展開してまいりました。 1994年から芸術提携を結んでいる江東区との絆は、ますます強くなり、色々な形で実を結んでいます。ティアラこうとうでの様々なバレエ公演の他、教育プログラムやバレエの街プロジェクトなど、江東区文化コミュニティ財団とタッグを組んで、身近にバレエを楽しんでいただける活動を繰り広げており、社会との繋がりを深められていることを光栄に存じます。

10年前のウヴェ・ショルツ『ベートーヴェン 交響曲第7番』日本初演は、スタンディング・オベーションを受け、当団飛躍のきっかけとなりました。ショルツ作品との出会いは、音楽的なバレエ団にしたいと思っていた私には天啓のようでした。さらに今年3月には20世紀の巨匠であるバランシン『Allegro Brilliante』(当団初演)、フォーサイス『ArtifactⅡ』を日本初演し、近・現代のバレエも積極的に上演するようになりました。 創立50周年記念公演では、藤田嗣治美術、大野和士指揮で石田種生が遺した『白鳥の湖』を上演し、大きな反響を頂きました。2020年には『眠れる森の美女』を新制作し、石井清子『くるみ割り人形』と合わせてチャイコフスキー3大バレエが揃いました。今後も、古典バレエのレパートリーを充実させていきたいと考えています。 創作バレエは、イリ・ブベニチェクや山本康介といった振付家の作品の上演のほか、当団の振付家、石田種生、石井清子、中島伸欣の作品も大切に上演しています。小林洋壱、草間華奈を筆頭に、創作意欲のある若手も育ってきています。 こうして、創立以来、古典バレエと創作バレエを上演することを両輪としてきた伝統に、近・現代の名作の上演を加えて、三つの柱ができました。

創立以来のアーティスティックな自由な雰囲気はそのまま、海外からの指導者やダンサーたちからグローバルなバレエ芸術の豊かさを学び、日本人である自分たちの表現を大切に、バレエ団一同、より素晴らしいバレエをお届けできるように心を尽くしてまいります。そして、新しい時代に即した、更なる発展に向けて邁進してまいりますので、劇場にて当バレエ団のダンサーたちの輝きをご覧いただけたら心から嬉しく思います。 今後とも皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
井田 勝大

井田 勝大 Katsuhiro Ida指揮者

東京シティ・バレエ団創立55周年、誠におめでとうございます。
私がシティ・バレエと初めて共演させていただいたのはちょうど10年前の創立45周年の時でした。45周年に初演されたベートーヴェンの交響曲第7番を今回再び55周年の記念すべき舞台で共演できることを嬉しく思っています。
これまでも、さまざまな演目を通して共演を重ねておりますが、シティ・バレエ団の芸術に向き合う真摯な姿勢、音楽的な表現には公演の度に私自身刺激を受け、共に舞台を作り上げる喜びを感じています。
レパートリーの作品を大切に継承し、また新しい挑戦もし続けるシティ・バレエ団のさらなる飛躍を願うと同時に、安達先生はじめ、諸先生方、ダンサー、スタッフの皆様と共に今後も革新的な舞台を創り上げていきたいと思います。
イリ・ブベニチェク

イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček振付家

Dear Tokyo City Ballet,

Warmest congratulations on reaching a significant milestone: your 55th anniversary! It fills me with joy and pride to extend my heartfelt congratulations to such a remarkable institution that has captivated audiences with its artistry and dedication for over half a century.

As I reflect upon the time I spent with the Tokyo City Ballet, memories of our collaboration in January resurface with great fondness. Working alongside the talented dancers and staging my ballet, “L’heure Bleue,” was an absolute delight. The passion and commitment exhibited by each member of the company were truly awe-inspiring, and witnessing the dedication that goes into perfecting every movement was a testament to your unwavering pursuit of excellence.

Throughout its 55-year journey, the Tokyo City Ballet has not only entertained and inspired countless audiences but also shaped the cultural landscape of Japan. Your unwavering commitment to artistic excellence, innovation, and preserving the rich traditions of ballet is truly commendable. It is a privilege to witness your continued growth and success. May your 55th anniversary be a joyous celebration of your accomplishments, a time to reflect on the past with pride, and a launching pad for a future filled with even greater achievements.

Wishing you all continued success, boundless creativity, and countless moments of artistic brilliance in the years to come.

Warm regards,

Jiří Bubeníček

東京シティ・バレエ団の皆様

創立55周年という大きな節目を迎えられたことを心からお祝い申し上げます!
半世紀以上にわたって芸術性と熱心さで観客を魅了してきたこの素晴らしいバレエ団に、心からのお祝いを申し上げることができて、喜びと誇りでいっぱいです。

東京シティ・バレエ団と過ごした時間を振り返ると、3月公演(トリプル・ビル2023)の思い出が、心から愛おしく思い出されます。才能あるダンサーたちとともに、私の作品「L’heure Bleue(ルール・ブルー)」を上演できたことは、この上なく幸せなことでした。 カンパニーの各メンバーがもつ情熱と決意はまさに畏敬の念を抱かせるものでしたし、私が目の当たりにした、全ての振付を完全なものにするための努力は、あなた方の揺るぎない卓越性の追求を証明するものでした。

東京シティ・バレエ団は、55年の歩みの中で、数え切れないほどの観客を楽しませ、インスピレーションを与えてきただけでなく、日本の文化的様相をも形成してきました。芸術的な卓越性、革新性、そしてバレエの豊かな伝統を守ることへの揺るぎない熱意は、本当に賞賛に値するものです。あなた方の更なる発展と成功に立ち会えることを光栄に思います。創立55周年が、皆様の功績によって喜びに満ちており、誇りをもって過去を振り返り、さらに偉大な功績に満ちた未来への出発点となりますように。

そして、これからも皆様のご健勝と、限りない創造性、そして芸術的な輝きに満ちた瞬間が訪れることをお祈り申し上げます。
ヴィスラフ・デュデック 中村祥子

ヴィスラフ・デュデック Wieslaw Dudek 中村 祥子 Shoko Nakamura

芸術監督の安達悦子さん、そしてカンパニーの皆様へ、
東京シティ・バレエ団創立55周年おめでとうございます。

毎回、多くの振付家の方の作品に挑み、
挑戦されているバレエ団であり、
常に前進しているダンサー達は
舞台の上でもさらに輝いていると思います。
これからもたくさんの方々に
たくさんの感動を伝え続けて下さい。

さらなる飛躍を心よりお祈りしております。
浮島 とも子

浮島 とも子 公明党文化芸術振興会議長 衆議院議員

東京シティ・バレエ団 創立55周年を迎えられましたことに心よりお祝い申し上げます。

貴バレエ団は、1968年6月3日に発足後、「Ballet for Everyone」-バレエの楽しさと豊かさをすべての人と分かち合う-を使命とし、日本のバレエ界に多大な貢献をされ、今日まで歩みを進めてこられました。

私は、昨年末に尹錫悦大統領と会談した際、バレエを通じた文化芸術の交流について提案し、今回の記念公演で、韓国国立バレエ団の皆さまとの共演が実現しました。

文化芸術には国境はなく、その価値は国境を越え人々をつなぎ合わせる大きな力を持ちます。文化芸術は、まさに「心の安全保障」です。

東京シティ・バレエ団が、これからも更なる飛躍と創造力を持って輝き続けていかれることをお祈り申し上げます。

そして、今回の公演が、バレエを通じて日韓両国に向けた平和と相互理解のメッセージを伝える貴重な機会となることを心より願っております。

岡本 佳津子

岡本 佳津子 Katsuko Okamoto公益社団法人日本バレエ協会会長 / 公益財団法人井上バレエ団理事長

公益財団法人東京シティ・バレエ団が創立55周年を迎えられましたこと心よりお祝い申し上げます。 有馬五郎、橋本洋、野口辰雄、石田種生、内田道生の諸先生方によって、1968年に合議制により運営されるバレエ団として出発され、石井清子先生そして現在の安達悦子先生へとつながれ、シティ・バレエ団ならではのレパートリーを持たれ、たくさんの素晴らしいダンサーを育ててこられた事をいつも嬉しく思っております。
55年前と申しますと井上博文氏が第1回公演を行なった年で、ブルノンヴィルによる「ゼンツァーノの花祭り」を有馬先生の振付指導で井上氏と私とで日本初演させていただきましたことは、今でも私のバレエ人生の大切な宝物となっております。又、石田先生には、バレエ協会へ「天と地の声」などの作品を上演していただいております。日本のバレエの歴史を築き育てて下さった諸先生方の思いをつなげて、これからも皆様と共に日本のバレエの歴史が華やかに人々に喜んでいただけるように、社会貢献して参りたいと思っております。
本日は本当におめでとうございます。
押田 文子

押田 文子 公益財団法人江東区文化コミュニティ財団理事長

東京シティ・バレエ団創立55周年を祝して

東京シティ・バレエ団の創立55周年並びに、記念公演「トリプル・ビル」の上演を心からお慶び申し上げます。貴団は、創立以来、古典と創作バレエの公演に取り組み、貴団の掲げる理念「Ballet for Everyone(バレエの楽しさと豊かさをすべての人と分かち合う)」の具現化に努めてこられました。
また、これまでの活動を通して培われたチャレンジ精神を十分に発揮して、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との共演「オーケストラwithバレエ」、落語家柳家花緑師匠との共演「落語バレエ」に果敢に挑戦され、バレエ芸術の新たな可能性と未来を発信し続けてこられております。
これからも伝統を守りながら、新たな作品を創造していく取組に大変期待しております。貴団の益々のご発展とより一層のご活躍を御祈念申し上げ挨拶とさせていただきます。
木村 規予香

木村 規予香 Kiyoko Kimura元ライプツィヒ・バレエ団プリンシパル

東京シティ・バレエ団55周年おめでとうございます。

私が東京シティ・バレエ団と初めてお仕事をご一緒させて頂きました時と同じ演目で今回の公演に携わるチャンスを頂き本当に嬉しく思っております。

ウヴェ・ショルツの作品を日本で唯一踊れるバレエ団。
そして、国内外の数多くの振付家と作品を創りあげ、常に新しいことへチャレンジしているバレエ団。

55年の歴史の上にさらなる飛躍そしてご成功を心よりお祈りしております。
木村 弥生

木村 弥生 江東区長

東京シティ・バレエ団創立55周年に寄せて

東京シティ・バレエ団の創立55周年を心よりお祝い申し上げます。江東区は平成6年、東京シティ・バレエ団と国内の自治体では初の芸術提携を締結いたしました。
それ以来、江東区を拠点に活動を続けてこられ、区内においては冬の風物詩となった「くるみ割り人形」をはじめ様々な演目を上演され、気軽にバレエ芸術を楽しめる場の提供に努めていただいております。
また、ティアラこうとう主催のジュニアバレエ教室への講師派遣を通して次世代を担うこどもの育成に尽力いただいているほか、区立小学校へのアウトリーチコンサートにおいては、バレエ団のダンサーが学校へ訪問して目の前で演じ、児童に生の芸術に触れる機会を作っていただいております。
これからも区民のために魅力的なプログラムを展開し質の高い芸術を提供し続けて頂けることを期待しております。
石井清子前理事長、安達悦子理事長をはじめ貴団のさらなるご活躍とご発展を心よりお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
佐々 晴香

佐々 晴香 Haruka Sassa

東京シティ・バレエ団創立55周年、本当におめでとうございます。
このような歴史あるバレエ団でたくさんのことを学ばさせていただけたこと、とても幸せに思います。
これからもたくさんのお客様に素敵な舞台を観に来ていただけることを心よりお祈りしています。
志田 明子

志田 明子 一般社団法人東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 代表理事・楽団長

公益財団法人東京シティ・バレエ団の創立55周年を心よりお祝い申し上げます。
日本初の合議制によるバレエ団として出発されてから55年の長きにわたり、たくさんの優れたダンサーの皆さんを世に送り出してこられたこと、常に斬新なレパートリーに果敢に挑戦され素敵な作品を多くのお客様に届け続けてこられたことは尊敬の念に堪えません。
共に江東区の芸術提携団体として、これまで数々の公演をご一緒させていただいておりますことを光栄に存じます。
石井清子先生、安達悦子先生をはじめとするバレエ愛に溢れた諸先生方とダンサーの皆様の今後の更なるご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
ジョヴァンニ・ディ・パルマ

ジョヴァンニ・ディ・パルマ Giovanni di Palma元ライプツィヒ・バレエ団プリンシパル

As a long-time partner of the Tokyo City Ballet, I would like to congratulate the director, Ms Etsuko Adachi Ichikawa, and the entire company from the bottom of my heart on the 55th anniversary of the company. The collaboration, especially the rehearsals for the ballets of the German choreographer Uwe Scholz, were always a great pleasure for me and with his work the dancers could always show their skills and present themselves in the best light. I also wish for the next 55 years a constant and positive further development at the highest artistic level. Happy Birthday!!!

東京シティ・バレエ団の長年のパートナーとして、芸術監督の安達悦子さん、そしてカンパニーの皆様へ、心から55周年をお祝い申し上げます。ドイツ人振付家ウヴェ・ショルツ氏の作品の上演、特にそのリハーサルは私にとって常に大きな喜びであり、彼の作品によってダンサーたちは常に自分の能力を発揮し、最高の状態で自身を表現することができました。 そして、これからの55年間も最高の芸術的水準で、常に前向きなさらなる発展があることを祈っています。本当におめでとうございます!!!
スー・ジン・カン

スー・ジン・カン Kang Suejin韓国国立バレエ団芸術監督

東京シティ・バレエ団の皆様、
韓国国立バレエ団芸術監督のスー・ジン・カンと申します。
東京シティ・バレエ団創立55周年という記念すべき日を迎えられましたことを、韓国国立バレエ団を代表して心よりお祝い申し上げます。
韓国国立バレエ団に対する皆様のご支援とご関心に深く感謝申し上げます。
この度、<トリプル・ビル>の上演において、東京シティ・バレエ団と共演させていただくことになり、大変光栄に存じます。この共同公演は、韓国と日本がダンスへの深い愛を分かち合い、両国の文化交流を促進する素晴らしい機会であると確信しています。
東京シティ・バレエ団とともにこの特別な日を祝い、観客の皆様とダンスへの情熱を分かち合えることを楽しみにしています。
改めまして、東京シティ・バレエ団創立55周年おめでとうございます。
今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

ソウル、7月

髙橋 典夫 一般社団法人日本バレエ団連盟 理事長

創立55周年おめでとうございます。安達悦子理事長をはじめダンサー、スタッフの皆さん全員に心からの御祝いの気持ちをお伝えします。
私にとって真っ先に思い浮かぶのは、1981年に日本バレエ団連盟の前身である東京バレエ協議会で、傘下4団体による初の合同公演を行ったときのことです。
東京シティ・バレエ団はこの公演のために有馬五郎振付「オラショ」を初演されました。当時、私はまだ駆け出しだったものの、慣れない制作を任されました。
そのとき、有馬五郎、石田種生、野口辰雄の各氏、それに石井清子前理事長といった諸先輩方が優しく情熱的に対応してくださったことを、その頃の時代の空気とともに懐かしく思い出します。あれから42年、日本のバレエを取り巻く環境は大きく変わりましたが、先人たちの思いを継ぎ、時代に合わせて発展させていくのが、我々の役割かと思います。東京シティ・バレエ団におかれても、55周年がさらなる成長の節目になることを願っています。
柳家 花緑

柳家 花緑 Karoku Yanagiya落語家

創立55周年おめでとう御座います。
皆様、ご存知!私が先日、着物を着て白足袋に雪駄履きで、ドロッセルマイヤーを踊ってしまった柳家花緑です。(汗)

バレエと落語!というチャレンジという名の暴挙にお付き合いを下さいまして誠に有り難う御座います。
このコラボ企画は、非常に相性が良いという事実がここ最近(!?)私の中で判明致しまして、喋らないバレエと踊らない落語!
そして落語は日本の古典芸能。つまり古典とはクラシック。西洋のクラシックバレエと日本のクラシック落語。クラシック同士の共演なのです。ヨーロッパのオリジナルでは真似の出来ない作品を作り上げたという事なのです。
ジゼル、白鳥の湖、くるみ割り人形!と三作品を落語にさせて頂き、この世界初のコラボレーションの舞台は私にとって今や宝物となりました。許されることなら、今後、この三作品を持ってバレエ団の皆様と全国公演を果たし、その後、第四弾!として新しいバレエ落語が生み出せれば良いなぁと思案している今日この頃です。
兎にも角にも55周年おめでたく、お慶び申し上げます!
山本 康介

山本 康介 Kosuke Yamamotoバレエ演出振付家

東京シティ・バレエ団創立55周年おめでとうございます。
日本において、このバレエ団の成り立ちがとてもユニークで、皆さんがお互いを尊重し合う和気藹々とした雰囲気の中で、昨年「火の鳥」を発表できたことはとても嬉しく、良い経験となりました。
先代の先生方の意思を受け継ぎ、新しいことに取り組む姿勢、地元と地域連携しここでしか観ることのできない公演が、今後益々のご発展に繋がると信じております。